「証言」
シンジュク優勝曲の詳細が発表されましたね。
ZEEBRAさんの曲がカッコいいので、何回も動画再生しています。
ヒプノシスマイク シンジュク・ディビジョン麻天狼「The Champion」Trailer
さて、この曲「The Champion」と同時に、CDに収録されるドラマトラックの題名も公開されました。
それが、「Me Against The World」と「証言」です。
ひとつ目の「Me Against The World」の方は、既にYouTubeでフル公開されていますね。
ヒプノシスマイク Drama Track「Me Against The World」 - YouTube
そっちの考察もしたいのですが、今回取り上げるのは「証言」の方です。
この記事で言いたいことは1つ。
「証言」という題名は、理由があります!!
日本語RAPにおいて、「証言」という曲はクラシックとして有名です。
もとはLAMP EYEが1995年にアナログでリリースした曲で、8人のMCが順番にうたう、いわゆるマイクリレーという形式です。
(ヒプマイではバトルアンセムがマイクリレー形式ですね)
「証言」には他グループから、YOU THE ROCK★、G.K. MARYAN、ZEEBRA、TWIGY、DEV LARGEという、錚々たる顔ぶれのMCが参加しました。
リリックは、日本語RAPシーンに檄を飛ばす内容です。
すごいエネルギーでうたっているので、動画をご覧いただきたいです。
LAMP EYE - 証言 (さんぴんCAMP) (LIVE)
この映像は、曲がリリースされた翌年のイベント「さんぴんCAMP」での様子です。
イベントの最後の方で披露されたこともあり、客席も舞台上も熱い!!
イベント前年に出た曲なので、もうみんな知っている曲ですし、イベント出演の各グループからMCが集まっているんです。
日本語RAPが少しずつすそ野を広げて、大きなイベントを開催に至った、その盛り上がりの最高潮の部分と言えます。
その後、「さんぴんCAMP」のライブビデオと、「証言」のCDバージョンは同じ日に発売されました。そのくらい、イベントを象徴する曲なのです。
で、話をヒプマイに戻します。
今回のCD「The Champion」は、ZEEBRAさんが作った曲と、「証言」というタイトルのトラックが入っています。
やはりヒプマイは、さんぴんCAMPをオマージュした世界観であると断言できます。
ヒプマイから入って日本語RAPをたくさん聴くようになって、さんぴんCAMPは90年代中盤のピークというのがよく分かってきたので、ヒプマイ自体の盛り上がりと重なって見えます。
ヒプマイからどんなメッセージが込められたドラマが入っているのか、聴くのが本当に待ち遠しいです。
蛇足ですが、私は以前の記事でも、ヒプマイの世界観のモデルとして1996年に行われたHIPHOPイベント「さんぴんCAMP」が挙げられると書きました。
「中王区で行われるバトル」ってのは、このさんぴんCAMPもイメージに含まれているのではないかと思います。
シンジュク・ディビジョンの苗字の元ネタ - ヒプマイの元ネタを集めるブログ
この予想がおおかた当たったようでうれしいです。